検索対象:     
報告書番号:
※ 半角英数字
 年 ~ 
 年
検索結果: 3 件中 1件目~3件目を表示
  • 1

発表形式

Initialising ...

選択項目を絞り込む

掲載資料名

Initialising ...

発表会議名

Initialising ...

筆頭著者名

Initialising ...

キーワード

Initialising ...

使用言語

Initialising ...

発行年

Initialising ...

開催年

Initialising ...

選択した検索結果をダウンロード

論文

The Role of silicon on solute clustering and embrittlement in highly neutron-irradiated pressurized water reactor surveillance test specimens

高見澤 悠; 端 邦樹; 西山 裕孝; 外山 健*; 永井 康介*

Journal of Nuclear Materials, 556, p.153203_1 - 153203_10, 2021/12

 被引用回数:3 パーセンタイル:31.78(Materials Science, Multidisciplinary)

原子炉圧力容器鋼における中性子照射脆化に及ぼすシリコンの影響を明らかにするため、三次元アトムプローブにより、高照射量領域まで中性子照射された監視試験片中の溶質原子クラスタを分析した。高Cu含有材では、Ni, Mn, Siがクラスタ中心のCu原子を囲むように凝集し、コアシェル構造を形成するのに対して、低Cu含有材ではNi, Mn, Siがクラスタ中を均一に分布していた。クラスタ内のCu原子の数はCu含有量の減少と共に減少したが、それを補うようにSi原子数が増加した。材料中の公称のSi含有量の増加とともに、クラスタのギニエ半径は減少し、数密度が増加した。結果として、クラスタの体積率は一定であった。延性脆性遷移温度移行量とクラスタの体積率とギニエ半径の積の平方根が良い相関関係を示すことから、脆化の主要因は、溶質原子クラスタを転位が切断するメカニズムによる硬化であることが示された。また、Si含有量の増加により、クラスタの体積率は一定のままギニエ半径が減少することで脆化の程度を減少させることが示された。

報告書

中性子照射したハステロイーXの高温における延性低下

渡辺 勝利; 小川 豊; 菊地 正彦; 近藤 達男

JAERI-M 8807, 16 Pages, 1980/04

JAERI-M-8807.pdf:0.72MB

通常のハステロイ-Xおよびボロンを低減化した同種材料について、照射による高温の機械的性質、特に延性の低下について試験温度、歪速度および熱中性子照射量依存性を調べた。ヘリウム生成に関しては、$$^{1}$$$$^{0}$$B(n、$$alpha$$)$$^{7}$$Li反応に加えて、比較的近年になって発見された$$^{5}$$$$^{8}$$Ni(n、$$gamma$$)$$^{5}$$$$^{9}$$Ni(n、$$alpha$$)$$^{5}$$$$^{6}$$Fe2段反応にも着目して脆化との関係を検討した。さらに、一連の結果から延性低下のなくなるしきい照射量および高照射領域における延性についても推定を行ってみた。得られた結果を要約すると次のようである。(1)照射により高温延性は著しく低下し、しかも試験温度の上昇とともにその傾向は強まった。(2)照射材の延性は歪速度の減少とともに低下した。(3)ヘリウム脆化は照射量が増加するにしたがって2$$^{1}$$$$^{0}$$Bの核変換によるHeの寄与から、$$^{5}$$$$^{8}$$Ni2段反応によるHeの寄与が支配的となる。(4)熱中性子照射量が10$$^{2}$$$$^{2}$$n/cm$$^{2}$$に達すると破断延性は900$$^{circ}$$Cにおいて約3.5%以下、1000$$^{circ}$$Cにおいては約1.5%以下となることが予測された。

論文

中性子照射したニッケル基合金の高温における延性低下

渡辺 勝利; 小川 豊; 菊地 正彦; 近藤 達男

耐熱金属材料第123委員会研究報告, 20(3), p.283 - 290, 1979/00

中性子照射したハステロイ系合金の高温延性の低下はこれまで主として$$^{1}$$$$^{0}$$B(n,$$alpha$$)$$^{7}$$Liなる核変換反応によるヘリウム生成との関係から検討されてきた。しかしながら、比較的高い熱中性子照射領域での結果はこの関係からのみでは説明できない。これには上の反応に加えて、$$^{5}$$$$^{8}$$Ni(n,$$gamma$$)$$^{5}$$$$^{9}$$Ni(n,$$alpha$$)$$^{5}$$$$^{6}$$FeなるNi2段反応を導入することにより説明が可能であることを実験データと対比させて検討した。これにより比較的高い熱中性子照射領域での高温延性の低下を矛盾なく説明できることを明らかにした。

3 件中 1件目~3件目を表示
  • 1